35巻「悪童」(※ネタバレ注意)

読みました。
満足感がすごくて大の字になっちゃった………。
以下、ざざっと書きたいとこだけ。未読の方はスルーしてください。ネタバレ注意。

 

 

 

クシェル

冒頭のリヴァイの語り口は、淡々としながらも丁寧で、どこか温もりのある描写。クシェルはネームを見た段階ではちょっと浮世離れした美しさがあったんですけど、完成版の漫画ではより身近に包み込むようなやわらかい印象を受けました。その隣にちょこんと座る子りばいが可愛すぎて(泣)すごく愛おしい親子の関係でうるっときた。記憶そのままの温かいクシェルだったんだろうな。


vs おやじ達

ネームの段階から痛めつけらる子リヴァイが痛々しくて、ハラハラしてた。力が目覚めた瞬間、いいぞもっとやれ状態なんだけど、事が事だけに爽快という気持ちにはならなかった。ミカサのときと被るけど、闇社会で人身売買が当たり前に起きている風刺というか社会の闇というより病が浮き彫りに表現されてたように思う。ともあれ、子リヴァイが無事でほんと良かった。まさか肉弾戦で一人でしっかり落とし前をつけてくれるとは。だからこそ小さな身体に余計に迫力を感じたし、そこには確かに巨人の気迫があった。ほんとに小さな巨人だアッカーマン。


この顔反則すぎる

エッちょっと待ってくださ… この眉毛の角度初めて見たんだけど。それまで機械的に輩を処理してたのに、隠し子って単語が出てきた瞬間ふとあどけない表情になるの(これ演技じゃないよな⁈どっちでも良…!)まじで絶妙にリ→ケニで頭抱えた………こんな表情、見たことない、、、、えーーーー深く問い詰めなかったのは力だけが勝手についてしまった以外はまだほんの子どもで、そのアンバランスさが凄い良いコマだなと思った。「やつならこうする」って思考がケニーに寄って行くのも納得の信仰具合。悪童なくせ、盲目なまでの信頼と無垢さが「俺は父親にはなれない」と言うケニーを追い詰めていることを知らないリヴァイ、良〜、、


めまぐるしい一日

ケニーが去って行ったのって、リヴァイが力に目覚めたその日の出来事だったん?!
これがあのシーンに繋がるとは。じゃあ69話の回想でリヴァイが広場で暴れていたのは、覚醒直後の出来事であり、おやじ達の仲間を返り討ちにしていたシーンだった…?それで目覚めたリヴァイを見たケニーはすべてを悟り、何も言わずに身を引いた。力さえあれば一人で生きていけるとその目で確信したんだろうか。
でも強さ以上に子リヴァイが欲していたのは、誰かと一緒に過ごしたりなにかを共有できる時間だったのかなって思うと…ワーッ…! クシェルを亡くしたリヴァイの心境は不安で孤独でそんな中のケニーだったのに。男同士会話も少ないけど、今のままで十分、このまま暮らしていけると、毎日が生きるか死ぬか二つに一つの生活でも、リヴァイはケニーと居て幸せだったんだろう。なんだか本当にやりきれない…。
大衆からケニーの背中を見つけたお顔が今となっては10倍、100倍にもなって胸に突き刺さる。「ケニーは俺のなんなの…?」真相を聞きたかったのかもしれないね。この不器用さがふたりの関係性の底を流れる哀愁を際立たせているように感じました。この回、ウーリも生きてる時代なんだ~……って同時に込み上げてきてなぜか泣き始める(混沌)


ひとりの時間

取り返した🫖で紅茶を用意するリヴァイが愛おしすぎてもうアカン(突っ伏し)
砂時計をじっと気をつけながら見てるんだよ…?からの、アレやで???
こんなん色んな意味で泣きそうやわ~~!!!!!
ファルガビちゃんが最後ほっこりさせてくれたからもうずっと一生幸せに居てくれ兵長。未来を見せてくれた先生に心からありがとうを言いたいし、念願のこの回に立ち会えたことが嬉しいなと思う。構成もめっちゃ素敵でした。

 

もっと言いたいことも妄想もあるけど今日はこのへんで。
画集はじっくり時間をかけて見たいので、今度開封の写真と一緒に感想upします。ハ~っ!!!充たされる……

 

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